10秒遅かったら……死んでた
ドンっ
後ろの方で物凄い音がした。
ビックリして振り返ったけど何も確認できず。
「今の音なんね」
私の後方にいたオババも驚いている。
「何か落ちたよね」
「何が落ちたの」
二人でキョロキョロすると
こんな感じのデカイ工具を発見
「えっこれが落ちてきたのはぁ~っどこからよ」
上を見上げても誰もいない。
すると、二階建ての屋上に人影が……
じーっとこちらを見ているおじさん。
この近所のおじさんはちょっと変わり者。
挨拶してもまともな返事はかえってこないし、自分からは絶対に挨拶はしない。
しかもご近所さんだから何十年も前からのお付き合いかあるの。
それなのに屋上から黙って見てるってどういう事
普通こんな物落としたら
ごめんねー大丈夫ねーとかあるよね?
しかも手のひらサイズの工具じゃなくて40センチ以上はあるデカイ工具よ。
こんな感じで落としたんだよね。
屋上は高さ10メートルくらいあるよね?
赤い○が工具のあった場所。
私の数メートル後ろにあった。
そしてオババからは2~3メートルの距離。
私があと10秒遅く歩いて
オババがあと数秒早く歩いてたら……
落ちた工具を持ってみると重っ
おじさんこれを落としたの
これって2キロはあるよ
で、なんで謝らないの
あまりにもビックリしたので声も出ない私達。
色んな意味で恐ろしい体験したわ。
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